一部の国内スキー場で、リフト券価格が1万円を突破したニュースが話題になった。
物価高、燃料費の高騰、人件費の上昇、設備更新──値上げせざるを得ない事情を上げればきりがなく、そのどれもが正当で納得できる。しかし庶民の懐事情とのギャップは開いていく。「1万円を払って朝から夕方まで滑ろう」とは、もうなかなか思えなくなっている人も多いのではないだろうか。
かたやインバウンド観光客の目線では、世界水準と比べれば日本はまだリーズナブルだという見方もある。安い!と飛びついて来日してくる外国人と、高い!と二の足を踏んでしまう日本人。こうなってくると、10年後の日本のスノーシーンに希望はあるのだろうか。この記事では答えを急がず、日本と世界で起きていることを並べながら考えてみたい。
